「ママがサンタにキスをした」のお話

MINICK2005-12-06


12月になってどこからともなくクリスマスソングが聞こえてくる時期になりましたね。
今回は、クリスマスソングで「ママがサンタにキスをした」という歌のお話です。
吹奏楽譜では、今から15年くらい前に出た「ニューサウンズ・イン・クリスマス」というシリーズに入ってます。


この曲は子供が、ママがサンタにキスをしているのを見てしまったというショッキングなエピソ−ドが歌詞になっているのですが、
サンタの笑い声がパパにそっくりだったというオチがあります。
英語のオリジナルの歌詞では、このことがもしパパにバレたらとどうしよう、
という子供の純情な気持ちが押し出されているのですが、
日本語歌詞になるとかなり意訳されて、サンタはパパだという断定になっちゃっています。
日本語では、インモラルな出来事と子供の不安を払拭している点ではいいんですが、
それと引き換えにサンタ=パパという夢のない現実を歌詞にしてしまったようです。


ちょうど日本語の歌詞がメロディにはまらなかったせいなのかもしれませんが、残念ですね。