となりのクレーマーのお話

去年から気になっていた本を、買って読んでみました。

となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ)

となりのクレーマー―「苦情を言う人」との交渉術 (中公新書ラクレ)

大手百貨店で「お客様相談室長」を務めていた著者が、クレーマーに対応した体験談からその対処法を述べている一冊でした。
この本では、一般の苦情客とは別に、快楽として困らせようとしている人や詐欺行為に近い行動で金品を求める人たちを「クレーマー」としています。
そのクレーマーに対する体験談なので、著者の真摯な対応にクレーマーが降参する話は痛快ですが、それがごくありふれた話となると、世知辛いご時世なのだなと痛感しました。
販売関係の仕事でなくても、自分の仕事を見つめ直すのによい一冊です。