マウスピースについて2

MINICK2005-09-02


 MONETTETT-5Lというモデルです。
一年半前、らくチョー!様のお勧めで渋谷のアクタス(ブラスプロ)から買いました。
見た目の通りかなり重く、308グラムあります。落とさないようにケース付き(写真後)。
カップが大きすぎて、普通の楽器ケースのマウスピースの穴に入れると、ケースが閉まりません。


BACHの5Gと同じくらいの大きさですが、ハイト−ンもよく鳴り吹きやすいです。
「吹きやすい」と一口にいっても、いろいろな要素があると思いますが、
長時間吹いても疲れないのと、スロートが大きいので息がたくさん入ります。
へヴィタイプのマウスピース=ダークサウンドかと思っていましたが、とても明るい鳴りがします。
製作者のデイヴィッド・モネットは、「一般的なマウスピースで高いレジスターを吹くには、『締めて』吹くことを余儀なくさせられていました。
オープンな状態で吹くとピッチが低くなってしまい、それを修正するために『締めて』吹いてきました。」
「モネット・マウスピースでは、そういった無意識な体や筋肉の操作は必要なくな」ると言い、それが売り文句のようです。


唯一の難点がこのマウスピースを使うとピッチが低くなることです。
デイヴィッド・モネットも、「モネット・マウスピースを使う場合は(中略)チューニングスライドを普段よりも入れ」ることを勧めています。

BACH系の楽器と相性がよく、「吹きやすさ」の点では一番のマウスピースです。
らくチョー!様ありがとうございました。


〜「」内の斜字は、デイヴィッド・モネットのクリニック内容を文章にした、パイパース1996年5月号の記事から引用