レジスタンス バランサーのお話

MINICK2005-09-03


去年10月に新大久保のDACで、C.G.CONN(コーン)の「クリスチャン・リンドバーグ レジスタンス バランサー」を買いました。
特徴を一言で言うと、コーントロンボーンの吹奏感を、BACHトロンボーンの吹奏感に変えるアイテムです。
実はすっと使っていませんでしたが、3日くらい前から良さに気づき、使い始めました。

私の吹いているミニックトロンボーンは、コーンに近い吹奏感なんですが、息の吹き込み方に気を使います。
高音を吹くとき、何も考えずに息を入れると、ペラペラな音になるときがあります。
また、高音を響かせる息の入れ方で低音を吹くと、音が生音(倍音が極端に少ない音)になるときがあります。
このアイテムを使うとBACHトロンボーンのような抵抗感がついて、特にfで音の跳躍が激しいパッセージを吹く時、高音も低音もいい響きで鳴らせます。

バランサーをつける場所も、ベルの根元とか、朝顔の広がったほうとかいろいろ試してみましたが、ベルの根元(チューニング管のすぐ近く)に近いほど、抵抗が大きくなる気がします。
ベル支柱の朝顔寄り(写真の位置)がベストポジションのようです。

金属おもりがついた「Heavy」と「Medium」と「Light」の3種類がありますが、「Light」が私はベストです。
「Heavy」を使っていたら唇を壊しそうになります。(体力をつける練習にはいいかもしれません。)

ちなみにBACHトロンボーンにつけて吹いてみましたが、全然変わらないです。あくまでコーントロンボーン用です。
当の本人、クリスチャン・リンドバーグは、1995年12月のトロンボーンサミットの時「ボロ布」を巻いていまけど、新しい楽器(CONN88CL)に替えてから、このアイテム使ってるんでしょうか?
ホームページでは「レジスタンス バランサー」の紹介をしています。
http://www.tarrodi.se/cl/