X'masジョイントコンサートのお話

MINICK2005-12-24


尼崎市吹奏楽団創立40周年記念&札幌大学吹奏楽団第25回記念定期演奏会があったので札幌コンサートホール”Kitara"へ聴きに行ってきました。


2ndステージの尼崎市吹は、全日本吹奏楽コンクールで過去16回の金賞受賞のほか、海外でも数回演奏会を行っているものすごい一般バンド。
しかも指揮は、元大阪市音楽団団長&常任指揮者の木村吉宏氏で、最強タッグの演奏を聴かせてもらいました。
特に2曲目の「大阪俗謡による幻想曲」は、おそらく尼崎市吹にとっては”おハコ”の曲だったのでしょうが、最初の1音目から、鳥肌が立ってしまうくらいの響き、ダイナミックレンジ、そして緊張感がこれでもかってくらい伝わってくる演奏でした。
セクションやパートの響きでまとまっているのもそうだし、「楽劇『神々の黄昏』」や「バレエ組曲シバの女王ベルキス』」では、さまざまな楽器のソロがありましたが、ソロ個人の技術も一歩抜きん出る上手さで、ピッチ・テンポは正確だし大人数の中でも埋もれずクリアな響きで通っているのに感激しました。
さらにこれだけ大曲を続けてスタミナが切れず、「バレエ組曲シバの女王ベルキス』」の最後のfは圧巻でした。


札大の演奏も、”Kitara"で初めて聴くパイプオルガンや「メサイヤ組曲」の合唱つきなど演出が凝っていて楽しめました。


写真は、”Kitara"中庭のクリスマスツリー。綺麗でした!