DVD製作のお話 その11
今週は、あるVHSテープをDVDにダビングする作業をしています。
VHSもついているDVDレコーダーなら簡単に作れると思うのですが、パソコンでちょっとこだわって作ります。
作業①素材の取り込み→こちらも参考
VHSデッキの出力端子とデジタルビデオカメラのアナログ入力端子をつなぎ、デジタルビデオカメラとパソコンをIEEE1394ケーブルでつなぎます。
VHSデッキで再生すると、デジタルビデオカメラが映像をデジタル変換してパソコンに送ります。
私はパソコンに入っているDVgateというソフトで取り込みます。
取り込んだ映像ファイルはaviという形式で、3倍モードで3時間半入っていたVHSテープは40GB弱のサイズのファイルに。
ちなみに写真は、デジタルビデオカメラがないときやテレビ録画に使ってるDVビデオキャプチャ。
作業②MPEG2形式にエンコード→こちらも参考
TMPEGEncというソフトでエンコード。
VHSをキャプチャした映像は、映像の左右や下縁にギザギザしたノイズが入ります。
このソフトにはノイズの分を黒く塗りつぶすか、画面全体を少しだけズームしてノイズを隠せる機能があるので、DVDはテレビで見ることが多い私は前者の方法でノイズを消します。
音声は所詮は元ソースがVHSなので、ドルビーデジタル(ac3)形式、ビットレート128kbpsで圧縮。
他にもDATと同じ音質のリニアPCM(wav)とMPEGオーディオ(mp2)がありますが、前者はファイルサイズが大きすぎてDVD1枚あたりの収録時間が減るため、後者はPlayStation2の初期モデルで再生すると音声が出ないため選択せず。
この後、チャプタを打つなどのオーサリングをしてDVDに焼けば完成なのですが、3時間半を映像ビットレート約3,000kbps(画質やや悪)でエンコードしてDVD1枚にするか、映像ビットレート9,100kbps(画質最高)でエンコードしDVD3枚に分けて焼くかで考え中。
DVDにダビングしたからといってVHSという元ソース以上に画質や音質が良くなることはないのですが、あまり画質が良くないDVDもちょっと・・・
とりあえず前者を試して、画質を見てみるつもりです。